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土地を楽しむ [文化]

僕が生まれ育った場所は、下総台地の高台に位置しており、いわゆる縄文海進の時代も陸地であった場所で貝塚であふれている(http://www.nhk.or.jp/school/junior/yougo38.html)。小学校の校庭には貝の破片が無限に散らばり、近くの公園を掘り返すと縄文土器が当たり前のようにでてくる場所だった。温水プールに出かける時は、いわゆる昔の海底へと自転車で一気に駆け下りるという感じでとてもロマンチックなのだが、そんなことを考えて町を歩いていた人は数少ないのかもしれない。 東京の街中も、そのような数千年前の地形がそのまま残されているし、江戸~明治にかけての史跡もあふれているので、それを意識しながら街を歩くと、10倍楽しく見えてくる。知らない人でただ単に過ごしている人にはもったいない話だ。
ハワイで僕が住んでいる地区、Moiliili地区は、今から100年余り前に、日本人が移り住み切り開いてきた地域だ。そんな歴史を振り返るような本が、今年の2月に出版されたので購入した。400ページにもなるこの本は、この地区の成り立ち、民俗文化、動植物等の自然を、数々の写真と共に描いており、素晴らしい本だ。(http://the.honoluluadvertiser.com/article/2006/Feb/17/il/FP602170318.html).


St. Patrick’s Day(聖パトリックの祝日) [文化]

土曜の夜に遅ればせながら書いてます。今日は、朝から海に行っていたけど、まあ、いろんなことがありました。疲れた~。 夕方に戻ってきてからは、日本vs韓国戦をネットTVで観戦。最初は、MLBのサイトで経過を追っていただけだったけど、ついつい、TV観戦を購入してしまいましたよ。明後日も楽しみなり。
ところで、昨日は、St. Patrick’s Dayでした。次から次へと攻めてくる祝祭日の嵐。いったい、なんすか、そのSt. Patrick’s Dayってのは? エレベーターの中に貼ってあるちらしを見ても、「緑のおつまみ持参!」とか、「緑色の服を着てきて!」とか、何のことやらよくわからないし。

Chrisに聞いてみたところ、なんやら、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日で、アイルランドの宗教的な祝祭日(アメリカはIrish系の移民の流れを汲む人がかなり多い)だけど、アメリカでは、飲み物も食べ物も周りも何でも緑にしてしまって、大騒ぎをするような感じらしい。そんなわけで、植物学科の裏庭は、緑で溢れているので(蚊もあふれているけど)、好都合なのだ。

溢れるIrish beer!

緑の食べ物オンパレード(いちおう、春日井のワサビグリンピースを持参したよ)

Irish style? Guinnessの中に、別のアルコール度数の強いお酒を入れて一気をする。これは、遠めで眺めるに限る。

同じ、緑の日でも、日本の緑の日とは大違いっすね。


いつの日か自然体で使ってやる [文化]

こっちに来た時に、HeatherやCeliaと話しているとよく見かけたのがこのサイン。
英語の聞き取りは苦手だったので(未だに苦手だけど)、ん? なんか、カマキリとかザリガニとかそういうものが会話に出てきたのか? なんだなんだ? それはどういうつながりなんだ?とか頭をフル回転させようとしたわけです。その後に話を聞いて、これが、クオテーションマーク(“ ”)ということを知りました。おしゃべりなこの2人は特別に多いけど、意外によく使う人が多い。あまり男がこれを使うのは頻繁には見かけないけど、いつか良いタイミングで使ってみたいと思っているけど、難しいぃ。例えば、ものすごい、びっくりするような値段だったって、話をしている時に、これを使って“100ドル”もしたんだ、ってように表現すればいいのかな?


リサイクルの芽 [文化]

ご存知のとおり、アメリカではヨーロッパや日本のようなリサイクルが進んでいない。最初のうちだけはモノを分別せずに捨てることに違和感があったけど、すっかり慣れてしまって元には戻れない身体になってしまったかも。ハワイでは、リサイクルを進める試みがあったのだけれども、行政指導のレベルではどうやら頓挫してしまったらしい。そもそも島の人口が多くないので、島内で分別回収をしても、それをリサイクルするプラントの稼働率や、再生品の需要の低さ等の問題で効率が悪くコストがかかり過ぎることや、そもそもの住民の問題意識の低さなどがあるようだ。それでも、菜食主義など徹底した自然主義者も一方で多いアメリカということもあり、行政とは独自にリサイクル活動をしているグループを公園や駐車場などで、良く見かける。何事も、一からコツコツとやっていくと、そのうちに皆の意識に根付いていってよいのではないですかね~。そもそもハワイの経済は自然を売りにした観光業で潤っているわけだから、お金をかけてでもクリーンなイメージを作っていく価値はあるはずです。


ブヒブヒ [文化]

今日は、公民権運動の指導者でもあるキング牧師の誕生日(1/15)に一番近い1月の第3月曜日ということで、「マーティン・ルーサー・キング・デー」で祝日です。イベントごとに装いを変えるGoogleページも今日は、キング牧師が登場してますよ~(http://www.google.com/)。
週末は、家から自転車で行ける距離にあるWaialae country clubでSONY Openが開かれていたので、前々から行こうと思っていたのだけど、Tiger woodsも来てないし、Michelle Wieも予選落ち、日本人もガタガタということで、やめた、残念。先週ずっと吹いていた風も、週末日パタリと止んでしまったので、Thomasと約束していたWind-surfingもキャンセル。予定が何もなくなってしまう危機だったけど、MasayaがBrendenの家で、ZoologyにいるBrianの誕生日パーティをやると救いの電話をくれたので、Thomasと共に行ってきた。

Brendenのラボの助教授のRobert H. Cowieも奥さんを連れてきていた。こうやって上下関係なく、横のつながりがどんどん出来ていくのがホームパーティ文化のいいところだと本当に思う。今回も、調理師の腕前も持つMasayaが西洋風と東洋風にアレンジした”Moi”というロコの魚料理を手早く仕上げてくれて、エビやらコーンやらを皆で舌鼓をうちました。うまかった~。一応、ビールとか日本酒を買っていったけど、いつも殆ど食い逃げだなぁ。

今回は、メンバーが米国、英国、仏国、日本だったので、動物の鳴き声がどれだけ違うかってことで盛り上がったけど、どれも微妙に違うんだけど、一番違うのは、日本が「ブヒブヒとかブー」であるのに、英語だと「Oink, Oink」となる豚だった。うーん。やっぱ、豚はブーブーじゃなくちゃ。


整理整頓された冷凍庫 [文化]

日本だと、そろそろ豪華なお正月料理にも食べ飽きてきて、そろそろ疲れた胃腸を休ませるために、七草粥なんて作る頃ですね~。(なんて書きつつ、ほんとに作っている人なんて0.1%もいないだろう。。)
こっちでは、お正月は普通の週末という感じだったので、胃腸も休ませる必要はないっす。でも、別の意味で、やばいかもしれない。冷凍庫が、すっかり、レンジでチンのTVディナーといわれる冷凍食品に占領されてしまった(一応、カロリー少な目のを選んでいるけどね)。冷蔵庫も相変わらず、同じ感じだし(http://blog.so-net.ne.jp/hawaiian_life/2005-04-27)。気候だけでなく、冷蔵庫の中身まで季節感まるでなしだ-。


2005年も終わりです。 [文化]

思えばいろいろなことがあったようななかったような2005年も終りが近づいてきました。とりあえず、なんかソバっぽいものを食べないと、ということで、家の近くにあるJimboという、こちらの日系の人や観光客には馴染みの”うどん屋”さんにLarryを連れていき、ランチを食べてきた。なかなか美味しい。
その後、まあお決まりのように部屋の大掃除をし(ラボでは大掃除というものがない)、週末ということで買い物に行ったりと。スーパーは、どこもかしこも混雑だけど、花火売り場が大盛況。

たぶん、年末年始に合わせて花火をやるのは中国系の人の習慣なのだろうけど、それがロコの人々の感性にもマッチしたのか、31日の日が暮れるか暮れないかのうちに、辺りでは爆竹や花火がすごい音を立てていて、部屋の中に居ながらにして火薬の臭いに包まれながら身をすくめながらブログを書いています。もう3時間もやっている。うわーっすごい音だよ、心臓に悪いなぁ。

これじゃあ、仮に「行く年来る年」とかやってても合わないっす。
これから、カウントダウンに合わせて、ワイキキに行ってきまっせ。来年も良い年になりますように。

(カウントダウン間近にワイキキの浜辺で花火を待つ人々)


Mele Kalikimaka & Haoli Makahikihou! [文化]

Merry Christmas & Happy New Year! の意味のハワイ語です。
以前に英語の堪能な研究者の友人がハワイに来た時に、ハワイのローカルの人の英語は分かりにくいということを話していたけど、ハワイは日本をはじめ、アジアやポリネシアなど多くの人が集まって文化が形成されているので、話されている言葉もピジン語(2つ以上の言語の単純化された混成語;共通語をもたない人たちの伝達手段として用いられる)の影響もあるので、乱暴な英語かもしれない。しかも、ハワイ語や、日本語の単語がそのままごちゃごちゃに入ってくることもある。
Aloha (こんにちは)はよく知られているけど、Mahalo(ありがとう)、Keiki(こども)、Hale(建物)、Ohana(みんな、家族)、Limu(海藻)、Poi(すり潰したタロイモ)、PuPu (前菜)、Ahi(マグロ)、Pau!(終わり)、Moana(海)、Mauna(山)、などは良く使われている言葉だ。基本的に、母音(a, e, i, o, u)と子音(h, k, l, m, n, p, w)の12の文字で全ての単語が出来ているので、紛らわしい。地名や人の名前は似たような舌を噛みそうなのばっかで、とても覚えられないです~。

(大学構内にあるマンホールに描かれている画)


モミの木セール [文化]

ク~リスマスは今年もやぁてくる~♪(すてきなホリディ)
なんか、半袖短パンで過ごしているから未だに夏休みのような気がしているのだが、12月になってしまったらしい。。近所のスターマーケットの駐車場にパレット(http://www.jpr.co.jp/pallet/data/index.html)が大量に積まれて一角を占めるようになっていたので、何が始まるのだろうと思っていたら、12月1日の朝から、“モミの木セール”が始まった。いろんな大きさのモミの木が大量に並んでいて、みんな朝から、車を乗り付けて買いにきている。モミの木を選んで、レジでお金を払うと、まるで日本の魚屋で、夕飯用に魚を捌いてくれるがごとく、大きさを揃えて、専用の網掛け機でネットをかぶせてできあがり。しかし、ほんとに、12月なの? ハワイでは師走なんて言葉は絶対に生まれないね。


正月みたいなものか [文化]

“Christmas”, “Valentine’s day”, “Halloween”と、金になりそうなイベントには企業の思惑も絡んで、次々と取り入れていった日本ではあるけれど、Thanksgiving day (感謝祭) はあまり馴染みがないですね。でも、近くの24時間スーパーも早く閉まってしまうし、アラモアナショッピングセンターなんてお休みだ。日本のお正月といったところだろうか。ただこれを境に金曜日からは、一気にクリスマス商戦らしい(Wal martなんて朝5時から開店)。気候的には季節感感じないのに、イベント的には季節がどんどん過ぎ去っていく。
Thanksgiving dayは七面鳥を焼いて家族でテーブルを囲んでゆっくり過ごすのが一般的ということだけど、Celiaが招いてくれていたのでディナーにお邪魔することにした。何を持っていこうか迷ったが、今回は、手軽につまめる巻き寿司に挑戦してみた。魚卵系はNGだろうし、甘い卵や干瓢も好みがあるだろうし、中身もいろいろ迷うところだが、息子が2人いるということでウィンナー巻きと、イベントということで、彩りのある漬物(沢庵、キュウリ糠付け、ヤマゴボウ味噌漬け)を巻くことにした。日本食材に困らないのはさすがにハワイといったところだろうか。まずまずの人気だったのでよかったかな。


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