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ワイキキ水族館 [研究]

Waikiki Aquariumでは、水族館の水槽に使う海水は堆積物を浸透してきて濾過された地下水中の海水を汲み上げて使用しているとのことで(Atkinson et al. 1995 Coral Reefs)、もし簡単に堆積物中の海水を汲み上げられるのであれば、サンゴ礁堆積物中での続成過程についていろいろ調べられるかなとも思ったとです。いわゆるミニ生態系になっている水槽別の無機態窒素の安定同位体比の変動に興味があったとです。といわけで、水族館のスタッフも兼ねている動物学科のPD研究員のZacに頼んで、水族館の内部を案内してもらうと共に、館長のAndyと、主席学芸員のJerryを紹介してもらうことにした。

BackyardにあるZacの実験水槽

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3代目 [研究]

 今まで、沖縄で、パラオで、タイでと、浅海域に流速計、濁度計、水温塩分計などの計測機器を設置してきた。沖縄では、主に、建築業者から鉄骨と自在クランプをレンタルしてピラミッド型のフレームを作成していた。タイでは、鉄パイプを販売している業者が、これまたタイならではの安価でパイプをサクサクと溶接してくれて作ってもらったフレームを使っていた。これは臨海施設の倉庫に保存していたのだけど、たぶん、昨年末の津波で流されてしまったはずだ。そして、ハワイ産の3代目の誕生です~。Wal Martで購入したイスのフレームを利用したのだけど、これが、意外と良い。安定した形状と重さがあるにも関わらず、肩に担げるので、自転車で海にしかけに行くこともできる。沖縄バージョンでは考えられない隔世の感がする。

盗難が懸念されるので、人目のつかない時間に設置しに行くのだけれども、観光地で爆弾を仕掛けていると思われないようにも気をつけないと。。


証書です。 [研究]

実験でバクテリアなどを学内で扱う人は、必ず、Biological Safety Program(http://www.hawaii.edu/ehso/bio/)を受講する必要があり、そこで、微生物の安全な輸送や管理などについて学ぶわけです。微生物を購入する時は、部局が発行する「この人は訓練を受けています」というような証明書も添付する必要があり、部屋の入り口にはBiohazardのシールを貼ると共に、資格者の名前を添付する欄があります。日本の大学でも法人化に併せて、安全講習会のようなものが盛んに行われるようになり、室内の管理基準等も厳しくなってきているようですが、この点では、まだまだでしょうか。バイオテロに対する危機感が薄いのかもしれない。
学内にはその他にも安全に関わる講習はたくさんあり(http://www.hawaii.edu/ehso/)、個人的興味としては、Diving safetyも受けたいとは思っています。ハワイ大学のマニュアルはかなり充実しており、研究者もUH Scientific Diver Qualification Courseを修了していないと、基本的にはダイビングでの仕事はできません。 ダイビングが研究に深く関わっている日本サンゴ礁学会(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jcrs/index.html)などでも安全委員会はありますが、あまり徹底していない気がします。

というわけで、取得した証明書。 


器具・薬品庫 [研究]

 本土から離れたハワイ大ならでは?のシステムは、このChemical Stockです。化学専攻の建物の1階に設置されているのですが、文房具、化学実験用のガラス器具、各種フィッティング、また汎用される多くの試薬類などがずらりと保管されています。特殊な大きさや形のものはないのですが、ボトルやバイアルや必要数だけ、試薬もモノによっては量り売りしてくれるので、便利です。


見本市 [研究]

ああ、加来さん(都内の一部大学・研究機関とってのサザエさんの三河屋さんみたいな人)の存在はありがたかった。ここでは、何かを買うにつけ、Webで検索したり、問い合わせたり、なれないカタログとにらめっこです。イロイロと困っていた時に、キャンパス内で年に一度の見本市がありました。本土から、いろいろな会社の営業の人がブースを作って、カタログをくれたり、商品説明をしてくれるのです。

Fisher、 Millipore、 Thermo Electron、 等々、こうしてみてみると科学機器メーカーって日本でも代理店があるところばかりなので、御馴染みのばかりが並んでます。しかも、真ん中に食事ブースまであり昼食代が浮くのが、グー(死後)。


マウイ島調査 [研究]

 10日間ほど、ラボのフィールド調査に随行する形でマウイ島に行っていました。ハワイ諸島には幾つかの島がありますが、島それぞれ異なる特徴を持っていて、マウイ島は、二つの火山島が連なった形の2番目に大きい島で、多くの渓谷に恵まれた島です。
 今回は、今後の研究のアイディアを練るためにいろいろなサンゴ礁を自分の目で見ようということで、自分のテーマを殆ど持ち込まず、実験用の試料を少々サンプリングしたのみです。ラボのプロジェクトの主な調査内容は、海藻成分や堆積物&間隙水成分を用いての陸起源窒素/リンの影響のモニタリングで、僕にとっても沖縄でお馴染みのものなので、主な時間はそのサポートに充てていました。

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Gosh... [研究]

 いやぁ、大変な一日でした。
 アパートの正式契約も済ませ、ほっと一息ついていたところ、その、紅茶の入ったカップを、ノートパソコンの上にぶちまけてしまった。。 キーボードのパネルや、キーの一つ一つをはがしての緊急手術が行われて、パソコン本体は一命をとりとめたけど、キーボードがご臨終されました。チーン
 幸せ一定の法則(世界中の人間 and/or 一人の人生で)ってほんとにあるんだなぁ。 仕事上でもひとつ不幸せな知らせがあったので、ちょっと、アパート契約成立の代わりとしては、大き過ぎるんでないかい?
 東芝のアメリカと日本のサポートセンターに連絡をとったり、近くのショップに行ったりして修理の可能性を探ったけど、短期間で簡単にというわけにはいかなそうなので、とりあえず、キーボードだけUSB接続で外付けすることにしました。机の上がキーボードだらけなので、そのうち、モニターも買う予定。Masayaのサポートに感謝。


my office [研究]

 日本に居たときは、4-5名の居室 兼 実験室にて研究活動をしていましたが、ここでは、4畳半ほどの小さなスペースをもらっています(一応、定員2人のポスドク部屋の一つだけど今は一人)。なので、電話も直通!日本から持ってくるものをかなり絞ったのだけど、もっと持ち込んでも良かったな。写真の奥側に写っているのは、この部屋の前室にあたる専用の実験スペースで、この部屋を通って机に座る構造になってます。隣に講義室 兼 実験室のような部屋があり、今は、週に2回くらい、学部生用の授業にも顔を出したりしてまっす。


サンプリングの旅 [研究]

 荷物が届いたので、ライフワークということで海に出た。研究者たるもの周りの海がどうなっているか肌で感じていたいからね(格好いいーっ)。7時半頃に大学を出て、Cherylの運転する車に乗って、先ずは東端にあるMakapuuに向かう。天気は悪いけど、再干潮なのでサンプリングが可能だ。ここは主に褐藻類を多く採取できる場所だ。CherylはカナダでGeologyでPhDを取得していて、その後、生物学を学士から始めて今は博士過程をやりながらTAをしているので、授業に使う海藻を週末にサンプリングしにきている。

 その後、一路北へ向かい、紅藻類が多く取れるKaaawaで再度、海に潜る。ここは流れが速いので、ドリフトしながらサンプリングする感じだった。帰りに立ち寄った、Nuuanu Paliの展望台からKaneohe方向を見てパチリ。遠くに、UHのMarine LabのあるCoconut Islandが見える。ここの紹介はまたいずれ。


荷物が着いた [研究]

 出発日の午後に、別送品としてヤマト運輸に預けた荷物が、日本時間にして、中3日で届いた。 週末に海に出る予定だったので、荷物の水中カメラとかウェットスーツとかを今日中に手に入れたくて、ヤマトの現地事務所の方にお願いしたところ、通関を急いでくれたようで、夜の9時過ぎに運んできてくれた。 この辺り、日本の会社の決め細やかなサービスといえるのかな。 通関といっても殆ど中なんてチェックされていない感じだ。 制限ぎりぎりの25kgの荷物ばっかりだったので、運ぶ人も大変だったろうな。 リストに載せきれなかった細かいものも、何事もなく無事に届きましたとさ。 めでたしめでたし。 


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